イングリッシュローズコテージの小さなお庭


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K' s Rose Garden
       - 薔薇たちへの愛を込めて

序文にかえて、

  薔薇を育て始めてずいぶん年月がたちました。17年前,結婚したばかりの頃に,pekoちゃ
ん(主人)が園芸屋さんで求めてきたのが我が家の最初の薔薇。名前もわからず,ピンク,白と
いうラベルがただ挿してあるだけの小さな苗木に、肥料をあげて大切に育てて,最初の蕾が花
開いたときの何て幸せなこと! しばらくして3本目にpekoちゃんが連れて帰った子は一重の
愛らしいコクテール.その頃,pekoちゃんは薔薇よりもハーブに惹かれていて、当時まだなかな
か手に入らなかったハーブの輸入種や珍しい苗を探してきては,レモンタイムやシルバータイ
ム、ウィンターセーボリー,チャイブ,コットンラベンダー、ヒソップなど,愛情込めて大切に育て
ていました。
 
  香りの良いハーブをオムレツやソーセージ作りに使い,ただ眺める人、お料理する人だった
私が本格的に薔薇作りに熱を入れ始めてもう12年になるでしょうか? 忙しくなり、薔薇やハ
ーブのお世話のできなくなったpekoちゃんに替わって、カイガラムシのついてしまったコクテー
ルを手当てして、土を取り替え、翌春になって、お世話に答えてあふれるほどたわわに花をつけ
てくれたのが嬉しくって、以来すっかりお手入れが好きになり、...生来の読書好きが高じて
次々と手当たり次第片っ端から薔薇に関する本を調べてゆくうちにオールドローズの持つ魅力
にのめりこむようになり、もっともっと知りたくて、青山の嶋田洋書に本を求めに出かけては辞
書を片手にあれこれと読みふけって勉強し、 5月の休日に方々のバラ園に出かけては、オー
ルドローズや原種の小さな苗を見つけるのが、私とpekoちゃんにとってのわくわくする楽しみと
なり、....。 
当時はまだまだオールドローズ、イングリッシュローズはそれほど知られていなかったことに加
え、ローズオブローゼズ(イングリッシュローズの日本での総販売元)の通信販売なども始まっ
ていませんでしたから、どうしても欲しい品種を手に入れるには各地の薔薇のナーサリーに問
い合わせて次期輸入苗の品目リストに個人的に乗せていただいて外国から取り寄せていただ
いたり、また親木を持っているナーサリーには1年前から来年の芽接ぎをお願いしたり、...今
のように簡単に手に入れることができなかったため、夢に見た品種と出会えたときの感激はひ
としおだったのです. 毎回、どきどきする出会いのあと、大事に連れて帰った小さな小さな春苗
の赤ちゃん.洋書の中でしか見たことのないその姿に会えるの ! どんな香りかしら?
  毎冬のお正月休みには薔薇たちの根っこを1本ずつ洗っては牛糞をたっぷり混合した新し
い土に取り替えるのが、我が家の冬の一大イベントとなり、そうしていつの間にか30鉢にも増え
た薔薇のコンテナは、アパートの小さなベランダから溢れて、大家さんのお許しをいただいて駐
車場、etc.に移動となり..。  5年前にお庭のある今の住まいに30本の薔薇たちと共に引っ
越してきて...。 そして、そこで愕然とするほど恐ろしい量のガレキと石のぎっしり詰まったス
コップの入らないカチカチの庭土と常時、吹きすさぶビル風に立ち向かい、そこから始まった
思い出しても気の遠くなるほどハードな土木作業 ...。
  私と薔薇たちとの物語.これから少しづつUPしてゆきますので、一緒に見守っていただけた
ら嬉しいです.
  
  前置きがすっかり長くなりました.でもどうぞ、小鳥や虫のたくさん遊びに来る無農薬のお庭
をご案内させてくださいね。 ショッピングの合間に一緒に散策して、しばしリフレッシュしていた
だきたくて....
まずはガーデンに咲く薔薇たちに会っていただけますか?

K's Rose Gardenにいらしてくださったことに心から感謝を込めて、

           2002年の薔薇のシーズンに、

  及川 薫 
                                                                              


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