イングリッシュローズコテージの小さなお庭

   
     ファンタジックで可愛らしいアプリコット〜ピーチ系の薔薇

  杏色の薔薇ってどうしてこんなに幸せで優しい気持ちにしてくれるのでしょう? 夢の
中の国で咲いているかのように錯覚してしまいそうなほど、アプリコット色って本当にファ
ンタスティックな色!と思いませんか? どの子も食べちゃいたいくらい甘ったるくって、
ちょっとフルーティーで爽やかな香りです.

   アンブリッジ・ローズ。1年を通してロングランに咲きます.大きなまん丸の蕾を、透
明感のあるアプリコットピンクにふんわりまあるくカップ咲きにほころばせる、とっても可
愛らしいアンブリッジローズはイングリッシュローズの中でも特にお気に入り。
    
      .    

   Ambridgerose (English Rose)             
        - David Austin 1990年   
              強くアプリコット色が出るときとクリームが強めのときと咲く時期
             によって感じが随分違います.


  そしてCrabtree & Evelynのイメージローズとしてあまりにも有名なイブリンはアンブ
リッジから見るとお姉さんのような感じかしら? アンブリッジがふんわり少女っぽいあど
けなさを一杯振りまくのに対し、イブリンは花びらの質もしっかり硬めで、つやがあり、数え
切れないくらい小さな花弁をたっぷり幾重にも重ねた装いは本当にゴージャス.ゆっくり
と開き、大きく幾分フラットなロゼット咲きに花弁をほころばせます。アプリコットからピー
チピンクまでの優しいグラデーションの中にクリームイエローも混ざって独特の美しさとす
ばらしい芳香を放つイブリンはイングリッシュローズの女王様かしら?


            
                    Evelyn (English Rose)
  - David Austin

    フェリシアは名前も由緒正しいお嬢さんのようなイメージがあるけれど、とても元気
で丈夫なpekoちゃんの大好きな薔薇.地植えにすると、両手を広げて太陽に向かってグ
ーンと背筋を伸ばして大きく育ち、ムスク系の濃厚な香りを振りまきながら、たくさんの花
をスプレーに一杯咲かせます.
  日差しが強すぎるとピンクが強くなるの.
 
 

  どちらも可愛いけれど私はピーチが強く出たときの方が好き.

  Felicia (H. Musk)
  - pemberton 1919年

     セント・セシリアはアプリコットを帯びた肌色のとっても美しい薔薇です.ピンクが
強くなる可愛い春と比べて、秋に1枚、1枚、ゆっくり開いてゆく様は、息を呑むほどどきど
きする神秘的な美しさがあります.どうぞ、お天気が崩れませんように。 セント・セシリア
が咲き終わるまで、雨の降るのを待っていてくださいな.
  美しすぎるセント・セシリアのために....

   
               St. Cecilia (English Rose)
                  - David Austin 1987年

 
 
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