イングリッシュローズコテージの小さなお庭


アンティックな雰囲気 −ライラックピンク系の薔薇

  モダンローズの中で昔から大好きな薔薇の一つ、としてあげたいのは一般的と言わ
れるかもしれないけれどブルー・ムーン。
  欧米では人によってはシルバーがかった藤色がクールで死人のようで好きでない人
もいるようですが、私は大好き! 剣弁高芯咲きが好きでないのに.ブルー・ムーンのゆ
ったりと丸弁を帯びた剣弁はちっとも強過ぎなくて.....ゆっくり大きく開ききるまでレ
モンの香りの爽やかな芳香をあたり一面に漂わせながら咲きこぼれて。 早朝は特に香
りが強いので、早起きして朝もやの中、お庭を散策する楽しみがまた増えます.     
         


Blue Moon (H.T.)
  - Tantau 1964年

 ブルボン系オールドローズの中でもヴィクトリアンの雰囲気をいっぱい持った素適な花
をつけるすらりとしたスレンダーな美しさを持つレーヌ・ヴィクトリア。香りもうっとりするほ
どで、全ての点でエレガント.

      やはりライラックを帯びたピンクのルイーズ・ 
                        オディエ(前ページで紹介)とは同じブルボン  
                        系の姉妹同士です.
      Reine Victoria (Bourbon) 
         - Schwartz 1872年

 そして1年中、咲き続ける元気なイングリッシュローズ、チャールズ・レニー・マッキント
ッシュ。
ライラックピンクの花を細いステムの先にたくさんつけて、真冬でも咲き続けるので、いつ
もほかの子は冬剪定もすっかり終わって、眠りについているのに、チャールズは冬眠しな
いで起きているの. 細いのにとってもタフでスタミナがあって1年を通してお庭の人気者
です.ちょっとお薬の入ったような不思議な香り.

         
               Charles Rennie Mackintosh (English Rose)
  - David Austin 1988年

  同じイングリッシュローズの仲間ライラックローズはチャールズと比べると花もぽって
りと一回り以上大きくて、短めのステムにふっくらと開いた大きな頭を重たげに首をかし
げて咲くの.
ヴィクトリア時代のクラシックな雰囲気に溢れています.

              
     
                お庭一面に咲いたレースフラワーと共に
      
             
                   Lilac Rose (English Rose)
  - David Austin 1990年
          

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