イングリッシュローズコテージの小さなお庭


優美なローズピンク系の薔薇


暖かなWarm Pinkの薔薇は古き良きヴィクトリア時代を感じさせるものを一杯持っていま
す.
どの薔薇も素適だけれど,現在のモダンローズ(HT)の第1号として,1867年に発表さ
れた有名なラ・フランスにまずお会いになってね。                      
                     

               たっぷりした花弁が1枚1 
                枚,ゆっくり開いていく様はとてもエレガントさがあります。

   この写真は11月頃に撮影したので,春,リバーシブルのピンクの濃淡のはっきりで
る頃と違い,ちょっとLa Franceらしくない、秋ならではの優しい色で開きました。 


 
La France (H.T.)
   - Guillot Fils 1867年
 
 


春一番の早起きさんといえばブルボン系のオールドローズのルイーズ・オディエ。
David Austin氏が絶賛するうっとりする芳香を持つライラックを帯びた美しいピンクの薔
薇として有名ですが、誰よりも早く、春先の4月下旬には1番花をほころばせて私を喜ば
せてくれます。         
                                   
                  
 花形も色もとってもヴィクトリアンでしょう?
                        散り際に色が少し薄くなるのも透明感があって
素適!

                  
   Louise Odier (Bourbon)
  - Margottin 1851年

  オールドローズの中でも異色のタイプとしてよく取り上げられるシャポー・ド・ナポレオ
ンはもこもこした顎がモスローズと間違われやすいユニークな薔薇. 純ピンクの香りの
良い薔薇を咲かせる年に1度の開花がとても待ち遠しくて.”ナポレオンの帽子”という名
前も楽しいの.

      

オールドローズ特有の濃厚な香りが匂ってきそう。                      
                                                    
                                                    
                                        

                       
            Chapeau de Napoleon (R.Centoforia)
                         - 1845年
         
                            
  そしてもう一つ,English Roseの中でも特筆すべきはほっそりとした蕾を大きなロゼッ
ト咲きに開かせる,もっともオールドローズ的な雰囲気をDavid Austin氏が再現して作出
したガートルード・ジェキル。 花は開き始めるに従い,驚くほど大きくなってゆき,うっと
りする濃厚な薔薇の香りを当たり一面に放って,ゆったりと開きます.K's Rose Garden
ではローズボーダーの背景のトレリスに誘引して,つる薔薇のように育てているので,春
にはたくさんの花が見られます.   

          咲き始めはモダンローズのように見えるでしょう?



ところが,花開くと......とってもオールドローズ的でびっくりでしょう?



   Gertrude Jekyll (English Rose)
  - David Austin 1986年            


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